【Q】
1日に水分を二リットルとりましょうと、よく言われますが、水分なら何でも良いのでしょうか?やはり水が良いですか?お茶、コーヒーは?甘くない飲み物なら、何でも良いのでしょうか?

【A】
まず、一般的には、一般成人は1500mlの水分を摂取し、1500mlの尿が出るというのが基本です。ところが、腎機能が低下してくると、濃縮力が低下するため、尿に老廃物・尿毒素を濃縮して、効率良く排泄することが難しくなってきます。
 そのため、体内に毒素を残さないようにするには、腎機能低下の程度に応じて、尿量を増やすことで、濃縮力低下をカバーすることが望まれます。
 ただ、注意点がいくつかあります。心機能が低下している方、栄養状態が不良な方、塩分制限が守れない方は、期待したように尿量が増えず、かえって、心不全になって、全身症状が悪化することがあります。
 こうした問題がなければ、現在の飲水量から、少しずつ増やしていただければと思います。ご質問にある内容ですが、まずは、アルコールは「負の水分」と考えてください。代謝に水分が利用され、さらに利尿作用が強いからです。また、お茶やコーヒーにも利尿作用が多少ありますが、濃すぎるのを避ける、特殊なお茶を避けて、自販機やコンビニで販売されているものでしたら、OKです。もちろん、水でも構いません。
 よくあるケースですが、同じものばかりだと、多く飲水できないということがあり、いろいろ組み合わせるのがよいかもしれません。
 そして、最後に、塩分に注意してください。塩分摂取が多いと、せっかく摂取した水分がスムーズに尿にならずに、体内に貯留します。むくみが目立つ場合は、塩分摂取が多い可能性があります。そのため、毎日、体重を測定しながら、水分の摂取量を増やしていただくのがよいと思います。