【Q】シスタチン c の臨床的意義について(基準値が違うときの解釈の仕方)
シスタチン c の基準値は、病院により違いがあります。例えば、男性の基準値はA病院では0.63~0.94であり、B病院では0.58~0.87で、A病院もB病院での結果が0.8だったと仮定します。
解析方法が違うため基準値が異なる?のか、この0.8という結果は、臨床的な意味・解釈は同じものなのでしょうか?
また、基準値が違う検査結果である0.8という値を、当サイトにあるシスタチン c によるEGFR表に当てはめて良いのか?若しくは、また別なシスタチン c EGFR表があるのか教えてください。

【A】ご指摘のように、シスタチンCのみならず、あらゆる生化学検査は、測定期間によって基準値が異なっています。シスタチンCは、ラテックス凝集比濁法という測定法が、たいていの測定機関で用いられています。この測定にかかわる、ラテックス粒子や抗体、結果生じる凝集塊の吸光度変化の検出法などの違いで、わずかながら、基準値が異なってきます。
 今回のケースでしたら、0.8という結果で、早見表を参考にすることで、臨床上問題となる誤差はないかと思います。こうした誤差が問題になるような腎臓病では、同じ測定機関において継続的に変化を追うことで、問題点を検出し、対応策を考えるという目的で使用することが通常です。他のクレアチンなどの項目でも、同様です。