【Q】
 前回質問した者です。アドバイスありがとうございます。早速、腎臓病専門医のいる市中クリニックを受診し、食後の中性脂肪の測定を依頼しましたが、食事内容に左右される中性脂肪を測る意味がないと一蹴されてしまいました。説明のためにこのサイトを見ていただきたいところでしたが、気分を悪くされると思い諦め、とりあえず運動と食事でコレステロールを下げることに取り組むことで落ち着き、帰宅しました。
 なお、LDLは161ですが、nonHDLは162です。地方都市在住ですが、この先どのように腎臓病専門医を受診するのが良いのでしょうか。

【A】
 まず、大前提として、食前であっても食後であっても、中性脂肪の値が高いこと自体が、動脈硬化の原因となります。食後血糖を問題視することは、すでに常識ですが、食後中性脂肪のリスクを考慮されないことは、非常に残念です。もっと明確な裏付けとしては、日本動脈硬化学会が、すでに明示しています。下記です。Q30のところを見て頂ければと思います。
http://www.j-athero.org/qanda/
 前回、記載しました通り、非空腹時の中性脂肪が高い(200 mg/dL以上)と、心筋梗塞等の冠動脈疾患や突然死の発症のリスクが高くなります。また、いわゆるメタボで、境界型糖尿病となり、食後血糖が上昇する時期と食後中性脂肪が上昇する時期は、かなり一致しています。
 中性脂肪上昇の原因が、三つの「あ」、すなわち、甘いもの、アルコール、油であることを考えれば、うなずけると思います。現状の二つの問題は、食後血糖と異なり、食後中性脂肪血症は数時間以上にわたり、継続する点と、それを理解していない人が多いことです。腎臓専門医はけた違いに少ないので、例えばですが、糖尿病専門医であれば、上記のガイドラインを知らないはずはないと思います。