< https://academic.oup.com/ckj/advance-article/doi/10.1093/ckj/sfz077/5516481 >
・・・このたび、「Clinical Kidney Journal」という腎臓の専門誌に、透析導入前の6か月間を働き続けた人と、仕事を辞めた人で比較して、生存率が高いとの報告をしています。また、腎移植の実施率も高かったとのことです。

 2006~2015年に米国において、維持血液透析を開始した患者さん約50万人を対象に、透析導入前から導入時の就労状況を調べた結果ですので、このような傾向があるのは実際のところと思います。

 ただ、いつも注意が必要なのは、働けるほど全身状態が良かったからの結果なのか、成績が悪かったのは、透析導入前から状態が良くなかったからではないか、とも考えることができます。原因と結果の精確なところは実証が難しいところです。

 ただ、因果関係があるとすれば、常日頃から、食事や体重管理に気を配り、血圧や血糖などのコントロールを良好に保っておくことが重要です。日頃の積み重ねは、やはり大きいと、あらためて思わせるレポートでした。