先進国の中でも、睡眠時間が最も少ないのは、日本人という話題がしばしばとりあげられます。腎臓を守る点から考えると、やはり十分な睡眠時間は確保したいものです。睡眠不足になると、自律神経の乱れをまねき、血圧や血糖が上昇します。特に、この冬場は、朝の血圧が高くなりがちで、要注意です。

 また、最近は、PCやスマートフォンなどの使用する時間が増えたり、LED照明の普及によって、「ブルーライト」にさらされる機会が増えてしまっています。ブルーライトは目に見える光(可視光)の中では、最も波長が短くて、エネルギーが強い光です。そのため、目に与える影響が問題視されています。そのため、ブルーライトカットのメガネなども、登場してきています。

 また単に目が疲れやすくなるだけでなく、最近の報告では体内時計への影響が指摘されており、ブルーライトは、言い換えると「空の青さ」をつくりだしている光なので、寝る前にスマホやPCを利用していると、体内のサーカディアンリズムを整える体内時計が乱れるという指摘です。そうなると、やはり寝不足というだけの問題にとどまらなくなります。

 臓器ごとに体内時計が働いているという研究も行われており、腎臓にも存在する可能性は十分考えられます。ブルーライトがどの程度、腎臓に影響するかは、まだ詳しいことはわかっていませんが、寝不足自体は、さまざまな機序で、腎臓に負担を増すことは確かですので、「睡眠」という生活習慣が、「睡眠不足」という生活習慣病にならないように、少しでも工夫をしていただきたいと思います。

 余談ですが、夏に対談したホリエモンも、平均8時間の睡眠を確保することを、とても重視しているといくことでした。