< http://www.nanzando.com/books/23471.php >
・・・以前の「豆」知識で特集した、ループス腎炎が主要な合併症である、全身性エリテマトーデス(SLE)のわが国初の診療ガイドラインが登場しました。

 何故、これまで、登場しなかったか。その理由としては、SLEは全身のさまざまな臓器に病変が発症するため、症状の出方や治療ゴールが、各臓器によって異なっており、また、欧米と比較して、本邦にて使用可能な薬剤が限られていたことが挙げられます。

 このたび、ガイドライン作成の趣旨としては、「“SLEの社会的寛解の維持”を治療目標に設定」とさている。具体的には、「患者さんにとって、生活活動を維持してもらうことが重要。とくに若年女性の労働生産性を落とさず家庭への生活ウェイトも置けるよう、患者の多様性を考慮したモニタリング項目が記載されている」と説明されています。

 欧米と同様な、使用可能な薬剤が出そろったところで、日本らしい、患者さんに優しい、しかし、確実性の高い治療方針が、ここから確立していくことを期待したいと思います。