< https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/31880007/ >
・・・高尿酸血症は、これまでも、何度か、このメルマガで取り上げてきました。一般には、尿酸と言えば、高いと痛風になるということは知られています。しかし、それ以上に怖いのが、血圧上昇なども関連しながら、腎障害の危険因子であるということです。

 今回の報告は、長期ではなく、一定期間内の尿酸値の変化量が腎機能(eGFR)の低下速度に、独立して関連しているという、日本人を対象とした研究結果です。興味深いのが、もともと高尿酸血症であった人たちよりもむしろ、追跡中に高尿酸血症を新規発症した人たちのほうが、eGFRの低下速度が速いことが示されています。非常に興味深い結果だと思います。

 これまでも、異常値が継続することもリスクですが、値が変動することも大きなリスクであることが、血圧や血糖に関しては、知られるようになってきています。ひょっとすると、尿酸値も変動自体が、腎臓にとって良くないのかもしれません。やはり、身体は、多少の低いや高いといった少しの異常値には、適応能力を発揮できますが、それ以上の変動に対する適応はかなり臓器や血管に負担となっているように思います。