【Q】
尿蛋白定量検査をしてもらいに、かかりつけ医に行って、採尿してもらったのですが、顕微鏡でみると、細菌が沢山あり、濁った尿なので、定量検査をしても意味がないと言われました。様子を見て、きれいな尿の時にしますねと言われました。定量検査は、意味がないのでしょうか?尿沈査をして、必要、不必要が判断されるものなんでしょうか?教えてください。

【A】
まず、前提として、尿の尿タンパク定量検査が無意味のケースはほとんどないといえます。ただ、定量の正確さに影響を与える因子がいくつかあります。例えば、風邪をひいているとき、運動後や長時間規律姿勢が続いた後、女性では月経の際などです。
 尿沈渣をみていただいたこと自体はよかったと思います。ポイントは、濁ったというのは、採尿の際に肉眼でも濁っていたのか、顕微鏡で見て細菌尿として濁って見えたのか、です。肉眼でも濁りが見えるようなばあいは、細菌だけでなく、尿路感染症として白血球も多数含まれている可能性が高くなります。この場合は、これらの本来はほとんど存在しないものや炎症に関連するタンパク質も含めて測定することになりますので、本当に正確な値からの誤差が大きくなります。
 ワンポイントで測定する場合は、程度の差はありますが、確かに、きれいな尿の時に測定しなおす方がベストです。一方で、定期的に測定している場合は、上記の影響を与える因子を考慮した上で、それまでの値と比較評価することができます。