< https://www.bmj.com/content/367/bmj.l6572/ >
・・・中国・華中科技大学のYaohua Tian氏らがBMJ誌に報告した内容です。中国の主要184都市において実施した研究結果で、中国では、微小粒子状物質(PM2.5)への曝露は、短期間で現在の規制濃度内であっても、出血性脳卒中を除くすべての主要心血管疾患による入院の増加と関連していることを明らかにしました。

 さすが中国ということで、中国184都市の心血管疾患入院患者計9百万例で、PM2.5との関連を解析した、超大規模研究です。これまでの疫学研究は、主に先進国におけるものでしたが、大気汚染のレベル、人口の構成や資源などが大きく異なる184都市におけるPM2.5汚染と心血管疾患との関連性は明らかになっていませんでした。

 心血管疾患への影響は当然と考えられますが、なんと、1日一定以上のPM2.5への暴露によって、同日の心血管疾患(脳出血を除く)による入院率が増加するという、極めて重大なデータが得られています。我が国でも、各国での経済活動が再開されてきており、対策を考えなければならないのではないかと強く感じます。