【Q】
 今回メルマガを登録させて頂いた、IgA腎症で約40年程、治療を続けている患者です。先日、主治医から年内にペルサンチンLカプセルが製造されなくなる、ジェネリックも無いと聞きました。発症から長い期間服薬しており、今後に不安を感じています。(現在も尿蛋白が出ている状態です。先月p/c比1.4)
 今までこの薬を服薬していた患者は、代わりに何の薬を服薬する可能性がありますか?宜しければご意見を伺いたくメール致しました。

【A】
ペルサンチンの製造中止で、ご心配なことと思います。まず、一つの結論を言いますと、ペルサンチンと同じく、「抗血小板剤」にコメリアンという薬剤があり、適応も「腎機能障害軽度~中等度のIgA腎症」ということで、古くから、腎臓内科医はこれらをよく用いてきました。若干、ペルサンチンの方が効果が高いという先生もいましたが、頭痛などの副作用などで、うまく使い分けてきたのが、これまでです。
 尿タンパクが1.4g/gCrということでしたら、これら抗血小板剤での効果は弱いのが一般的な専門医の理解です。タンパク質の適切な制限は、ご存知でしょうから、尿タンパク量を減量するための、方法としては、(もしも適正体重以上なら)減量、そして薬剤では、現時点での血圧次第ですが、ARBの使い方の匙加減ということになるでしょうか。
 ARBは、朝服用が一般的ですが、同じ用量であれば、夜の服用が望ましいというデータがでておりますし、実際そのような使用して、尿タンパクの減量を図ることができています。それ以外にも、きっちりしたエビデンスはないものの尿タンパクを減少させる薬剤もあります。何とか、まずは、1g/gCrを下回るようにしたいですね。