< https://www.lettuceclub.net/news/article/203085/ >
・・・睡眠の重要性については、前号のヒントでとりあげました。特に、寝る前の生活習慣が関与することは、いろいろなメディアでとりあげられていると思います。入眠前の風呂の温度や入浴時間が重要であることも聞かれた方は、多いのではないかと思います。

 人間の体は、睡眠の始まりとともに、深部体温(脳や内臓など内部の温度)が下がりはじめます。そして、この深部体温が適切に下がりきらないと入眠が妨害されて、その結果睡眠の質が低下します。今は、寒い時期ですが、過度の暖房も好ましくないことも関係してくる部分です。よく眠気を感じてくると手足が温かく感じるのは、この深部体温を下げるために熱を外に逃がしているためです。

 さて、近年、リカバリーウェア市場が急速に拡大しています。2018年からは、この市場にさまざまな企業の参入ラッシュが始まっています。その筆頭格が婦人服縫製国内大手の小島衣料です。新規参入の切り札として投入したのが、着るだけで安眠や疲労回復を促すパジャマ「リフランス」です。

 リフランスとは、シリカやトルマリンなど7種類の天然鉱石の混合体「プラウシオン」を、奥深くまで染み込ませた繊維や生地を使用して製造しています。このプラウシオンが重要なようで、全身の血流改善や活性酸素除去などの作用が学会で発表されています。

 そのため、このリフランスを着ると、プラウシオンが発する遠赤外線によって血流が良くなり、血液が内部にこもった熱を手足に運びやすくなって、放散が促進され、深部体温が下がりやすくなるというものです。また魅力的なのは、プラウシオンは副交感神経にも作用してリラックス状態を導き、筋肉の緊張をほぐすとされています。生地は綿100%の天然素材であり、自然な着心地である点も安心です。

 こうした「リカバリーウェア」は、もともとはアスリート向けの開発が中心でしたが、疲労軽減や睡眠の質を改善する効果もあるということに注目されるようになり、一般向けの商品も少しずつ増えてきています。たとえば、イオンが、国内のプライベートブランドとして初めて一般医療機器登録をした疲労回復ウェア「トップバリュ セレクト セリアント」を昨年秋に発売を始めています。

 今後、より効果の検証は進むでしょうが、この「リカバリーウェア」はより進化を続けていくように思います。1日の1/3を占める睡眠時間において、身体がどのような状態で過ごすかは、腎機能を含めて、さまざまな臓器や免疫力などに影響するはずですので、引き続き、この分野もフォローしていきたいと思います。