【Q】
 2018年5月の健康診断で尿酸値等が要受診となり、勧告に従って2019年3月30日に腎臓内科を受診したところ、「この年齢にしては傾きが少し早いけど、薬を常用していけば進行は抑えられる。何の対策もしなければ70歳くらいで透析開始になる」という診断でした。
 一応睡眠時無呼吸症候群の検査もしましたが、無呼吸については正常ということでした。
 受診後、毎日就寝前に
・ウリアダック錠20mg ×1錠
・アトルパスタチン錠10mg(ジェネリック医薬品)×1錠
を服用しています。
 この主治医の診断と、このまま投薬を続け、年一回の健康診断での血液検査の結果から経過を見ていくという処方が最適解なのかお聞きしたくメール致しました。
 2019年3月30日(添付1、2枚目)の腎臓内科での血液検査結果及び2019年5月24日(添付3、4枚目)の健康診断の当該部分を画像にて添付致します。ご助言いただければありがたく存じます。お忙しいところ恐縮ですが、何卒よろしくお願い致します。

【A】
 まず、個人情報ですので、画像の添付や、直接関係のないデータは掲載を見合わせていただいております。透析ということで、腎機能低下の要素はたくさんあります。詳細は、◎わかりやすい腎臓病の動画:< https://www.youtube.com/watch?v=3RqVmEuiW3Y >やホリエモンとのトークイベントのうち、「透析にならないために早期の対応が重要!」< http://ur2.link/xWqb > (下記にも案内あります)。
 これらを見て頂いた上での、ご説明になります。標準体形で、血圧はどちらかというと低め、シスタチンCは低め、尿所見もほぼ正常です。糖尿病も脂質異常症もデータからは正常です。動画にもある中で、尿酸値単独では、eGFRが60代半ば、尿酸値高値というのは、特殊な病態と考えられます。
 まず、他のリスクファクターが目立たない中、尿酸値とeGFRがこれだけ異常値と考える上で、いつ頃から、高尿酸血症があったかです。データがなければ、痛風の経験があったかも参考になります。長期に尿酸の値が高めでいると、血圧が上昇してくるのが通常ですが、それもない。
 もしも、ご家族などが、若くから、尿酸高値を指摘されているようでしたら、家族性若年性高尿酸血症性腎症という稀ですが、遺伝性疾患の可能性もあります。
 ただ、まずは、尿酸値が上昇するのは、アルコール、脱水、過食がほとんどの原因です。最後は該当しないでしょうから、もしも、アルコール摂取が多いようしたら、こちらを減量し、水分は、1500ml/日以上摂取を、次回検査まで継続してみましょう。そうすると、尿酸値だけでなく、尿素窒素、カリウムという、尿症不足で見られがちな数値も、ともに改善してくると思われます。