< https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/31158484 >
・・・加齢とともに、膝の痛みで悩まされる方の割合は増加してきます。原因として、多く認められるのは、変形性膝関節症(膝OA)であり、これまでは、使い痛みの結果などと言われることも多く、実際には、膝関節の軟骨の老化によることが多いとされ、肥満や遺伝的な素因も関与していることがわかっています。

 一方で、肥満でもなく、膝にかかる加重の大きい仕事をしたわけではないけれど、膝OAとなられる方もいらっしゃいます。単に、加齢の変化というだけでは、腑に落ちない場合も見られます。
 今回、米国国民健康栄養調査(NHANES III)から60歳以上である登録者のデータを抽出して、痛風などの症候のない高尿酸血症と膝OAの関連を検討しました。

  放射線学的に変形性膝関節症の診断がつく(RKOA:Kellgren-Lawrence分類2以上)有病率は、高尿酸血症患者さんで44.0%、正常尿酸値では、36.3%と有意的な差が認められました。この有意差が認められたのは、非肥満成人では成立したのですが、肥満成人では認められなかったという結果でした。言い換えると、肥満でもないのに、膝OAとなった原因の中に、高尿酸血症が考えられるというものであり、その場合は、予防が可能ということにもなります。