< https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/31242779 >

・・・腎機能が低下したり、尿タンパクが増えてくると、タンパク質の過剰摂取を抑制する必要が出てきます。その場合、どのようなタンパク質をとればよいかが課題となってきます。含まれる脂質、リンの量や種類なども重要なポイントですが、一方で、制限しすぎることの弊害も最近は指摘されるようになってきています。

 「Journal of the American Heart Association」誌に、トロント大学教授のDavid Jenkins博士が研究報告した内容では、大豆は長期的に心臓の健康に有用であるとの説を述べています。

 米食品医薬品局(FDA)は1999年にいったん「大豆は心疾患リスクを低減する可能性がある」とする健康表示を承認したのですが、2017年10月には、その取り消しを検討していることを発表していました。こうした中、Jenkins博士らは「累積メタアナリシス」という手法をもちいて解析を行いました。
 その結果、大豆の摂取量が多い人ではLDL-コレステロール値と総コレステロール値の低下が認められ、大豆が心血管の健康に有用とする主張を裏付ける根拠となるものだと主張しています。それと同時に、多大な期待を寄せるほどの効果はなく、他の植物性食品と一緒に摂取するとか、運動、禁煙、ストレス軽減、適正体重の維持などと組み合わせる重要性もあるとのことです。

 あくまで食品ですから、短期的な特効薬として期待するのではなく、長期的によい食材の摂取を続けるとともに、健康維持の意識を継続することが大切と考えられます。