GOT(AST)とGPT(ALT)が肝機能をチェックするための項目であることは、多くの人がご存知かと思います。これらの数値がともに高い場合、急性肝炎、慢性肝炎、肝がん、アルコール性肝炎などの肝臓の病気が疑われ、精査が必要となることもしばしばです。
 最近、健診でよくみられるパターンが、GPTがGOTより高い場合です。これは、脂肪肝で多く見られるパターンです。もちろん100%というわけではなく、慢性肝炎も同様のパターンをとることがあるのですが、数の点から言えば、脂肪肝でこのパターンをとっている場合が圧倒的です。
 もちろん、著明に高値であれば、精査が必要と判定されるのですが、比較的軽度でも要注意です。例えば、正常範囲内であっても、GPTがGOTより高い場合は、過栄養となっている可能性も高いのです。定期的に健診などを受けている場合、知らないうちに、GOT>GPTから、GPT>GOTになっていないか、確認しましょう。
 軽度であれば、食事を見直して、特に体重が気になる方は、少し減量するだけでも値とパターンは改善します。できれば、一度は、超音波の検査をうけて、肝臓に脂肪の蓄積がないかどうかは確認しておきたいところです。