< https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/30658186 >
・・・便秘で悩まれたり、便秘薬に頼っている方も多いですね。では、お通じのいい方と便秘の方で、すっきり感とは異なる部分で、体に影響があるのかどうかという問題があります。水分摂取や運動も関係することから、習慣性の便秘となる原因に問題が潜んでいる可能性は以前より指摘されていました。

 今回は、米国退役軍人335万9,653例を対象に、便秘の有無、便秘薬の使用(なし、1種類、2種類以上)と、全死因死亡率・冠動脈疾患(CHD)発症・虚血性脳卒中発症との関連を検討し、報告がなされました。

 複数の心疾患などに関与するデータを考慮して解析した結果、便秘のある患者さんは、便秘ではない患者さんに比べて全死因死亡率が12%も高く、虚血性心疾患の発症率が11%、虚血性脳卒中発症率が19%とそれぞれ高くなっていました。

 また、便秘の治療薬使用がない患者さんと比較して、1種類および2種類以上の便秘薬使用患者さんでは、全死因死亡率、虚血性心疾患の発症率、虚血性脳卒中の発症率のそれぞれが高くなっていました。

 因果関係の詳細は不明ですが、便秘になりにくいような日常生活を送るように工夫することが大切で、心臓病や脳卒中になりやすくなっているかは、自覚できませんが、便秘はよくなっているか、悪くなっているか、自分で気づきやすいよい指標かもしれません。