前回、血圧は腎臓にとって、とっても大切なものであるといいました。上の話題とも重なるのですが、血圧をコントロールしている最重要な臓器が腎臓なのです。腎臓を流れる血液の状態をモニターしながら、常に血圧を適正に保とうとして働いています。

 しかしながら、腎臓は体内の臓器の中で、単位重量あたり、もっとも血流量の多い臓器です。つまり、血管の塊の臓器ともいえます。そのため、動脈硬化に限らず血管の病気になると、腎臓の内部の血液の流れが、過剰になったり、逆に低下して、徐々に腎臓の機能を奪っていくことになります。そして、腎臓は沈黙の臓器ですので、なかなか症状としてあらわれません。

 そんな腎臓の機能が低下したなかでも、腎臓は体内の老廃物を排泄しようとして頑張ります。その結果、腎臓の中の血圧(糸球体内圧)が上昇していきます。その結果として、全身血圧も上昇します。そこで、全身血圧と糸球体内圧の両方を把握することが、腎保護では大変重要になってきます。

 でも、腎臓の内圧である糸球体内圧は、普通は測ることができません。それでは、どうすればよいか。これが、実は、腎臓の運命を決めることにもなります。続きは次回に。