【Q】
 30歳過ぎより現在40代に至るまで数年に一度位、食事後すぐ比較的負荷の高い走る運動を行った後に血尿が出る事がありました。何か腎臓の病気に関する疑いが考えられますか?

【A】
 運動後の血尿というと、まず、2つの原因を最初に疑います。これらは、重篤になる場合があるからです。いずれも、急性腎不全の原因になりえます。まず、一つ目の原因は、マラソン・登山などの激しい運動後に起きるものです。筋肉を酷使するために、筋肉を構成する横紋筋が解けて血尿のようにみえるものです。
 もう一つの原因は、比較的最近知られるようになったものですが、運動後急性腎不全(ALPE)と呼ばれています。無酸素運動が関係しそうだとは、わかってきているのですが、本当の詳細はまだ不明な点が多くあります。ただ、特徴的なのは、この疾患は、普段から尿酸の値が明らかに低い方(腎性低尿酸血症)に一定の割合で起こるという点で、再発も多く、急性腎不全の程度も重症になりやすいという点です。
 では、いずれが考えやすいかというと、「食後すぐ」という点です。腎性低尿酸血症の合併症として、「運動後急性腎障害(EIAKI)」というものが知られています。強い無酸素運動がきっかけで、ひどいと背部痛、嘔気嘔吐がみられたり、腎不全になることもあります。これは、重要な課題ですので、また、今後の特集で詳しく取り上げたいと思います。まずは、尿酸値をいちど確認してみてください。