< American Heart Association News >
・・・肥満やメタボがさまざまな生活習慣病の原因であることは、広く知られています。しかし、老化との関連性の詳細は不明な点が残っています。

 この度、米国フィラデルフィアで開催された米国心臓協会の年次集会(AHA)において、ハーバード大学より報告されたのは、メタボリックシンドロームの構成因子(高血圧、高血糖、高中性脂肪血症、低HDL-コレステロール血症)が2つ以上該当する場合を「代謝異常あり」として定義し、肥満をBMI30以上で定義したところ、37~55歳の2,170人を対象にMRIと認知機能テストを施行し、代謝異常や肥満の人、あるいはその両方の因子を有する人では、最も健康的な参加者に比べて脳機能の低下が認められたというものでした。

 MRIの結果では、代謝異常のある人では、代謝異常のない人に比べて脳の容積が少なく、実質的に脳が小さいことが明らかと示されました。脳における重要な細胞が肥満やメタボによって、障害を受け、脳の萎縮につながるという重要な報告です。

 人生100年時代が到来していますが、認知症にならないためにも、早い段階から、肥満やメタボ対策が必要という、新たなメッセージと考えられます。